え、これ作ったの？一から？自分で？すごいね！どのくらい時間かかったの？え、これ作るのに１日かかるの？大変じゃん！そんなの。

と、言われても、困る。私、作りたいから作ってるだけなんだよ。

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こんばんは。天然石の手仕事ジュエリーひかりのいしむろの原口あゆみです。

先日、ハンドメイド作品はエネルギーが高いよねという話を書いて、多くの方になるほどそうかもと思っていただいたみたいで嬉しく思っています。さて、今日は一人のハンドメイド作家のハンドメイドをする理由について書いていきたいと思います。

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作りたいから作っている

ハンドメイド作品はエネルギーが高いとしても、それは結果的に高まったというだけ。作家は「作品のエネルギーを高める」ためにわざわざ手で作っているわけではない。

逆に、手作り品を（仕入れるなどして）売っているだけの人のほうが「やっぱり手作りっていいよね」という感覚があるかもしれない。私はパートナー二人でブランドを運営していて、私自身は作家ではなく販売をしている立場なのでその感覚に近いんじゃないかと思っている。

実際、作家を隣で見ていると、作るというのは限りなく自然な行動なのかもしれない。ひかりのいしむろでは様々な作品がある中で、今集中しているのは石をマクラメ編み（紐を装飾的に編むこと）で編み上げること。

彼女は、朝起きて朝ごはんを食べたらすぐに作りだし、レイキヒーリングで一休みして作り、昼ごはんを食べたら作り、お茶をしたらすぐ作り、夕飯を食べ終わったら作っている。

たぶんこれはどうやら、作りたいから作っている。

でも、なんで？
私は石が好きだけど。石を使った作品作りまではそこまで優先順位、上がらないな。なんでそんなに飽きもせずにずっと編んでいられるんだろう？

ある日、彼女に聞いてみた。

私「なんでそんなに作れるの？」

パ「え、もうなんか創作意欲がとまらない〜〜〜！って感じだよ！（笑）一つ一つの石で、石に合わせてデザインを変えていくのとかすごい楽しい。紐の色、石の色、編みの使い方とか無限大で。ほんと、なんでもありって感じ！」

私「そりゃ〜、よかった！どんどん作って欲しいわ〜！！」

パ「なんかこのメモとか、私頭おかしくなっちゃったみたいだよね。（笑）」

私「....これはやばい（笑）特に左上。宇宙語というかチャネリングというか...（笑）でも、このデザイン無限大感すごいわ...」

↓マクラメ編みは、こんな感じで編まれていきます。

基本的に彼女は体調が悪い人だった。いや、まだ過去形にはできない。ずっとできないのかもしれない。

ここ半年以上は、家から出られない状態であったことも多い。ほとんどの日、心や体のどこかしらの調子を崩している。

しかも、体調が悪いのは私を知り合うずっと昔から。とても昔からとても無理をしながら生き延びた人なんだと思っている。だから、私はそんな自然な創作意欲が湧いている彼女を見れて、最近とても嬉しい。

書きたいから書いている

そういえば、私だってやりたいからやっていること、あるな。文章を書くこと。忙しい時も、どうしようもなく湧く気持ちをメールの下書きに打ち込んできた。

頼まれてもいないのに書く。頼まれてもいないのに作る。

体から何かが湧き出る。それをどんな手段で外に出すか。みんないろんな手段をもって生まれてきたのだろう。

noteはクリエーター用のSNSだと聞いて、以前はたじろいだ。数年前、アカウントだけ取ったものの、そのまま放置してしまった。別に私、クリエーターとかじゃないし。

でも、今は自分もクリエーターだって思うし、誰だってnoteに来て欲しい。生きてるってことは、クリエティブなことなんだって思うようになったから。だって、誰だって自然にしていれば、息を吸って、吐いている。

私たちは、たくさん見て、聞いて、体験してきた。だから、きっと表現したいことがあるはずなんだ。逆に、吸いっぱなしじゃ生きられない。

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7月にnoteで書いた記事の転載です。

（後編へ続く）